インタビューvol.05:小俣佳子 看護師 (皮膚・排泄ケア認定看護師)

地域連携と質の高いケアを目指して

看護管理者研修

この分野に興味を持ち、深く知りたいと思ったのがきっかけ

セコメディック病院に入職して間もない頃、大きく褥瘡を持った患者様が入院されました。ちょっとした傷から感染を起こしてしまいお亡くなりになってしまったという経験があります。それから「看護師として何かできることがあるのではないか」と思うようになりました。
その後、外科に配属され、人工肛門(ストーマ)を造設される多くの患者さまのケアに触れるようになりました。当時の看護部長から薦められた人工肛門の講習を受けたことで、さらに興味を持ち、この分野を深く知るために勉強してみようと思ったのが認定看護師を目指したきっかけでした。

存在を認めてもらって、活動できていると実感

認定資格を取得して8年目になりますが、最初のころは院内でも『認定看護師』に対する認知度は低く、手探りの状態でした。しかし、看護部長はじめ同じ部署のスタッフの協力を得て、今日では通常業務の時間内に週2日活動日として、患者さまのケアをしています。

当院では人工肛門を造設された患者さまには、診察時に人工肛門のケアの指導や相談等、それまでは医師が行っていたものを、今では私に相談いただいています。看護師から入院中の患者さまの褥瘡ケアの相談もありますので、全病棟を見回っています。外来のDrからもケアの相談や「ここの処置は任せる」と言っていただくなど、少しずつではありますが存在を認めてもらって活動できていると思っています。

現在、認定資格を活用して、在職中の看護師に対し定期的に院内教育もしています。排泄や皮膚のケアは看護の基本でもありますし、新しい情報や知識の伝達を含めた院内教育を継続し、看護師のスキルアップ、そして「患者さまへより質の高いケア」を病院全体でできればと思っています。

今後は高齢化社会の中、認定看護師の活躍の場がますます広がっていくと思います。地域の医療機関の先生方と情報交換を密に行う「地域連携」を強化し、受け入れ態勢を整えながら、いつかは外部の患者さまの皮膚・排泄ケアに携わっていくことが理想であり、目標です。